1990年のバブル崩壊後から現在までを「失われた30年」といいます。
この間の日本人の平均年収を見てみましょう。
国税庁の民間給与実態調査統計によると、日本人の平均年収は
- 2020年度:433万円
- 1990年度:425万円
ほとんど変わっていないですね。。。物価上昇率を考慮すると、生活は苦しくなっているでしょう。
これは日本特有なのでしょうか?
では世界に目を向けてみると、全労連が作成した実質賃金指数の推移の国際比較(1997-2016)で、1997年を100として、30年の推移を見ると、日本の一人負け状態です。(泣)
- スウェーデン:138.4
- オーストラリア:131.8
- フランス:126.4
- イギリス:125.3
- デンマーク:123.4
- ドイツ:116.3
- アメリカ:115.3
- 日本:89.7
給料が上がらないのは以下の要因があると考えられています。
- 内部留保の積み上げで、企業が利益を溜め込み従業員に還元しない
- 非正規雇用の増加
- デフレマインドが強く、モノ、サービスの値段が上げにくく収益が上がらない
日本の人口推移、産業構造は簡単には変わらないので、おそらく失われた40年、50年…と続いていくことでしょう。(泣)
また年々税金、社会保障費も増加の一途で、手取り額はますます減っていくでしょう。
会社に依存しすぎると、将来不測の事態に対処できないリスクが高まります。
なので、会社に依存しない生き方(=FIRE)に向けて、普段から倹約に励み生活費を下げ、副業で得た収入を資産運用で増やす、というのが基本戦略として正しいのではないでしょうか?
本日は「失われた30年」についてでした。なにかのお役に立てれたら幸いです♪
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