「正常性バイアス」という言葉をご存知でしょうか?
wikipediaによると、
正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で[信頼性要検証]、自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したりするという認知の特性のこと。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
東日本大震災の際には、津波警報を聞きながら、多くの人が逃げ遅れたのは、この「正常系バイアス」が働いていたと言われています。
そんなの緊急事態の時だから、自分には関係ないよー、と思ったそこのあなた!
本当にそうでしょうか?
厚生労働省の2022年データ、「生活意識別世帯数の構成割合」をみると、「苦しい」(「大変苦しい」と「やや苦しい」)が 57.2%、「普通」が 37.7%となっています。
手取り収入が少なく、毎日の生活がカツカツであまり貯金もできない、という人は6割程度の割合でいると思われます。
生活は苦しいことは苦しいが、今日明日で困るわけではなく、なんとなく将来不安だけど、つい、現状維持に甘んじてしまう。。。そんな実情が見て取れるのは私だけでしょうか?
もしかしたら、「正常性バイアスの罠」にかかっているかもしれません。
「正常性バイアス」は、人間の持つストレス回避の防御本能なので、心を平穏に保つという意味では有効かもしれません。
しかし!今すぐに投資か、転職活動か、副業を始めないと、気がついたら悲惨な老後を迎えてしまうかもしれませんよ。
日常を変えるのは、人間の本能に反する行動なので、最初はしんどいかもしれませんが、行動しないと何も変わらないのも事実です。
なので、もし将来に少しでも不安を抱えているのなら、なんでもいいので、とにかく最初の一歩を踏み出してみてください。
本日は「正常性バイアスの罠」についてでした。なにかのお役に立てれたら幸いです♪
コメント
[…] これを「正常系バイアス」といいます(「正常系バイアスの呪い」を参照)。 […]
[…] これまでそれでうまくいっていたので、これからもうまくいくだろうと考えているからです。これは「正常性バイアス」がかかっていると考えられます。(「正常性バイアスの罠」を参照) […]